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[11/19] フィールドワーク(地域環境2)講義風景

2012年11月21日(水)

 2012年11月19日(月)に、「フィールドワーク(地域環境2)」で川崎市、町田市、横浜市の3つの市をまたいだウォーキングに出かけました。

 川崎市岡上地区から町田三輪地区、横浜市寺家地区には鶴見川流域の一部を形成する緑地が広がり、谷戸田を中心とした昔ながらの里地里山の緑豊かな自然環境が寺社仏閣、古墳といった史跡が一体となった美しい景観が昔のまま残っています。

 今回の講義では岡上地域を飛び出し、鶴見川流域に広がる豊かな緑と農の里を巡ってきました。

 和光大学を出ると尾根を目指して坂を登ります。横浜市と川崎市の境目になっている山稜を歩き、TBS緑山スタジオの方面へ向かうと、横浜市、川崎市、町田市の3つの市がぶつかり合った三点分岐地点に到着します。
 左の写真では、向かって左が横浜市、右が川崎市になっています。右の写真は、このマークを境にして3つの市が分かれています。

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   そこからケヤキの並木道を抜けて町田市方面に歩いて行くと、「西谷戸横穴墓群」が顔を出します。
 この横穴墓群は崖のような急斜面を利用して作られている横穴墓で、全部で9基の墓が発見されています。
 その内5基からは人骨やガラス玉といった副葬品が出土していますが、残りの4基は既に盗掘された後でなにも出土しなかったようです。

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 途中立ち寄った妙福寺では江戸時代に一度立て直された歴史があり、現在では町田市の指定有形文化財に登録されているお寺です。
 建築物のとこどころに施された巧の意匠からは積み重ねられた歴史を感じ取ることができ、学生たちも興味深々で見て回っていました。

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 妙福寺を発ち三輪の谷戸を置くまで行くと、山の端の切り通しに出ます。
 この小道は寺家の谷戸からなる小流域と、三輪の谷戸からなる小流域の分水嶺になっている場所です。
 鶴見川流域のほとんどの土は保水機能と親水性に優れた赤土の関東ローム層で覆われていて、小道の所々から水がしみ出しているという説明に学生たちは熱心に耳を傾けていました。

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 切り通しの小道を抜けると開けた谷戸に出ます。
 この辺りは昔ながらの田園風景が色濃く残る場所で、水田と雑木林が渾然と一体となった美しい景観を目にすることができます。
 都市開発が盛んに行われた横浜市内にあったにもかかわらず昔と変わらない景観が残るこの地域は、現在では緑地保全地域に指定され、「寺家ふるさと村」として開発を制限するなどして守られています。

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 ウォーキングのゴールは寺家ふるさと村にある「四季の家」です。
 この四季の家は横浜市からの委託を受けて寺家ふるさと村の自然保護活動などの運営をしている施設で、国の特別天然記念物に指定されているミヤコタナゴを始めとして鶴見川流域に生息している魚類、昆虫や動物の標本、野鳥の写真といった、豊かな生態系を手軽に知ることができます。

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 学生たちは和光大学のある鶴見川流域の谷戸を実際に歩く事で、鶴見川流域の環境保全についての全体像を考え、生活における都市計画と自然環境の共存に空いて学ぶことができました。