米セント・オラフ大学から環境教育見学
6月15日(土)に、北米ミネソタ州にあるセント・オラフ大学から、和光大学
に来訪がありました。
今回の訪問は、ポール・ジャクソン先生、キャ シー・パク先生、3年生で環境政治学や環境社会学を専攻しているガブリエル君と、水質科学を専攻しているマイク君の4名で、和光大学の環境教育や 保全活動に関心を持っての視察で、地域・流域共生センター員の教員や「地域・流域プログラム」コア科目担当教員や受講生との交流を行いました。
鶴川駅前で岩本先生らと落ち合った一行は、鶴見川を興味深く観察。川べりの
天保十年と彫られた「馬頭観音」を見た後、大学に向かい、1時過ぎに 心理教
育学科資料室でいったん休憩。ここで「里山保全の理論」受講学生との交流の
後、地域・流域共生センターから本学裏山「岡上和光山緑の保全地 域」を経由
してモミジイチゴを賞味したりしてから、急な坂を上りました。
堂前先生の「自然保護活動」で和光学生が自然保護活動を行っている「梨子ノ
木特別緑地保全地区」に到着です。
一行は、緑地を保全しているNPO「かわさき自然と共生の会」の方から環境保
全活動に関する説明を伺い、ついでにクズ、ススキ、アシの葉を使っ た草花遊
びにチャレンジ。さらに、小関先生、岩本先生、それに「環境教育論」の角田先
生の案内で庚申塔や禅寺丸柿の古木を見ながら鶴見川へと歩き ました。
▲梨子ノ木緑地建学の様子です
大正橋近くの鶴見川でライフジャケットを着用して、川の生き物の採集と観察
を行いました。和光大学・かわ道楽代表の大沢君の投網実演もあり、一 行は魚
やヤゴなどの水生昆虫を見て鶴見川の水質の良さに興味をもって観察していました。
▲魚捕りの様子です。ヤゴやドジョウの稚魚などを捕まえることが出来ました。
大学に戻り、室内でリケット先生を交えて食事を囲みながら、セント・オラフ
大学の近くのライス・クリークでの取り組みのプレゼンテーション。主 要な魚
種が3種だけの川幅の狭いクリークという、北国での実践報告は、私たちにとっ
て非常に興味深いものでした。
▲意見交換の様子です
その後、大学近くで、かわ道楽学生による「夜の自然観察会」。地域の子供た
ちへの紙芝居上演を見学してから、夜の自然を満喫した後、8時過ぎに 解散。
名残は惜しかったのですが、大変充実した視察であったと喜んでいただきました。