[講義風景] 「地域流域政策論」の発表が行われました
「地域・流域プログラム」の履修単位として組み込まれている「地域流域政策論」の講義では、和光大学のある岡上地域を含めた鶴見川流域の課題を取り上げ、流域思考で都市生活と自然環境の共生における課題解決法を考えていきます。
鶴見川流域や岡上地域で活躍されている行政やNPO団体、市民の方を講師としてお招きし鶴見川流域での自然環境と治水の両立への取り組みを学ぶため、鶴見川の河川管理者である国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所の船橋所長、NPO法人鶴見川流域ネットワーキングの岸代表、かながわトラストみどり財団の壹崎氏など、鶴見川流域の諸課題に取り組む方々にお越しいただいて特別講義を受講しています。
また現地見学として鶴見川多目的遊水地の施設見学が実施されています。
▲国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所所長の特別講義(2013年11月8日)
▲鶴見川治水施設見学の様子
本講義の集大成ともいえる本講義の課題である発表が1月10日(金)に行われ、学生たちは鶴見川の上流域、中流域、下流域をそれぞれテーマとし、その特徴を活かした独自に考えた課題解決に向けた提案を行いました。
この発表は例年行われていますが今年は特に優秀で個性的な学生ばかりで、鶴見川流 域に生息する様々な生き物や危険生物のこと、あるいは祭礼などの行事を楽しく知ってもらおうと考えだされた花札風のゲーム「かわ札」や、鶴見川流域での環境活動や生きものに親しみを持ってもらおうと、鶴見川をテーマにして学生が作詞作曲したオリジナルソング「あなたと歩いた鶴見川」などが発表されました。
▲発表の様子
▲学生手作りのテーブルカードゲーム「かわ札」(説明書付き)
▲実際に「かわ札」で遊ぶ様子
▲オリジナルソング「あなたと歩いた鶴見川」演奏の様子。目指すは日産スタジアム単独ライブだそうです
地域・流域共生センターでは、学生たちに身近な自然環境における保全や政策を学ぶだけでなく、フィールドへ飛び出し、自分の目で見て、耳で聞いて、そして学生たちが自分たちの力で考えて実際に行動に移すことのできる発想力と行動力の成長を促すお手伝いをしています。