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【7/10】「里山保全の理論」最終授業日に、鶴見川の生きもの調査をしました。

2021年07月27日(火)

2021年7月10日(土)、共通教養科目「里山保全の理論」の講義の一環として、大正橋付近の鶴見川で生物調査を行いました。雨で二回順延。三度目のチャレンジで、授業最終回にようやく実現できました。この授業ではこれまで里山のデコを中心に見てきましたが、デコがあれば必ずボコがある。里山と同じ生き物のにぎわいが水の流れの中にもあることを体験的に知ってもらいたいとの趣旨で、鶴見川に入りました。

 当日は快晴。約10名の学生が参加。教室で科目担当の岩本教授による導入のあと、地域・流域共生フォーラムの齋藤職員から、川に入るための実践的な安全講習を受けました。引き続き流域センターでライフジャケット、たも網、長靴を受け取り、鶴見川まで歩きました。
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▲川に入る際の注意事項を解説する様子

 30分ほど調査を行った結果、齋藤職員の投網にかかったオイカワをはじめメダカ、ヨシノボリなどの魚類から、ヌマエビの仲間アメンボ、ハグロトンボやコオニヤンマのヤゴ等の水生昆虫まで、つごう10種類の生きものを確認できました。
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▲投網で捕獲したオイカワ(左)とハグロトンボのヤゴ(右)

 今回重要だったのが、鶴見川のこの地点としては初めて、特定外来生物の指定をうけている外来種カダヤシ(蚊絶やし)を確認したことです。メダカにそっくりですが、丸いヒレや顔立ち、上から見た姿などで区別できます。不用意な飼育・放流等は最高3年の懲役、または300万円以下の罰金刑の対象となっていますから、今後、注意深く監視しなくてはなりません。齋藤職員の指摘のおかげで、日常的な環境モニタリングの重要性を再認識する生物調査となりました。
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今回確認されたカダヤシ。

 教室に戻った参加学生からは・・・
「保育士を目指しているので、川の安全の話は子どもたちに聞かせたいと思いました。」
「カモが植物や虫を食べていると聞いて川に入ったら、実際にエサとなる植物や虫がいた。」
「川を上から見ただけでは、ここまでいるとは思わなかった。」
 などの感想が出されました。様々な視点から、足元の自然の豊かさを感じ取ってくれたようです。後期に季節をたがえて調査すれば、また違った生き物に会えそうですね。